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巨人・菅野PS初ノーヒッター!異次元エース28人斬りで連勝突破

セ・リーグCSファーストS第2戦   巨人4―0ヤクルト ( 2018年10月14日    神宮 )

9回2死、坂口を中飛に抑えノーヒットノーランを達成した菅野(右)は小林と抱き合う(撮影・大塚 徹)
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 巨人・菅野智之投手(29)がポストシーズン史上初となる、完投でのノーヒットノーランを達成した。7回2死から1四球を与えた以外は走者を許さない準完全試合だった。レギュラーシーズン3位のチームは大黒柱の仁王立ちで2位のヤクルトに連勝し、ファーストステージを突破。セ3連覇の広島と対戦するファイナルステージへ進出した。

 一歩また一歩、富士山の頂を目指すように。菅野が史上初の偉業に近づいていく。6回まで完全投球し、意識し始めたが「どこかで早く1本出てほしかった」が本音。それほどの重圧だった。

 「途中から完全に狙っていた。ヒットを打たれたら意味がないと思った」。7回2死、フルカウントから山田哲に四球を与えて苦笑いした。だが、走者はそれが最初で最後。9回2死。113球目の148キロ直球で坂口を中飛に打ち取る。両腕を高く突き上げた。

 「最高の気分です。人生で初めてのノーヒットノーラン。自分が名前を刻めるとは思ってなかった」

 人生初――。11年ドラフトで1位指名された日本ハムに入団せず浪人している期間、初の富士山登頂に挑んだ。東海大に籍を置いたまま後輩たちと汗を流す日々だった。実戦不足が懸念される中、プロのシーズンと並行した中5日や中6日の日程で紅白戦などに登板。そのグラウンドが、天気がいいと見渡せると聞き「いつかはと思っていた。せっかく一年間を有意義に過ごせるなら」と決めた。自分を信じるため、標高3776メートルから俯瞰(ふかん)したかった。

 1年後、背番号19を背負った。思い出したのは10歳だった99年だ。大学進学で一浪を経た上原が、1年目に20勝を挙げて沢村賞を獲得して「雑草魂」と呼ばれた。「僕の中で巨人の19番といえば上原さん。いつかは“19番といえば菅野”と思われたい」と決意した。今季は沢村賞の選考基準全項目をクリア。2年連続受賞が確実だ。

 上原には第1戦のヒーローインタビューで「一人で投げ切ってください」と冗談交じりに注文されていた。試合前、上原の元に出向いて「とんでもないことを言ってくれましたね」と笑った。試合後は「一人で投げ切りました」と再び報告することになった。

 2年ぶりのCSを目指したレギュラーシーズン終盤は2試合続けて中5日で登板した後、中4日で守護神起用。そこから中4日でこの日を迎えた。41イニング連続無失点で、先発では4試合連続完封。最速は149キロでも、唯一の四球を含めても3ボールが2度だけという制球力で圧倒した。

 「チームが一丸になって戦っている。どこまで行けるか自分も楽しみ。高橋監督と1日でも長く野球がしたい」。次も中4日でファイナルS第3戦(19日)の先発が検討される。日本一の頂へ、また歩を進める。 (神田 佑)

[ 2018年10月15日 05:30 ]

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