阪神・陽川 チームの全4打点叩き出すも「全然気づかなかった」

[ 2018年6月26日 21:32 ]

セ・リーグ   阪神4―0DeNA ( 2018年6月26日    横浜 )

<D・神>陽川はファンの声援に応える(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神の陽川尚将内野手(26)がチームの全4打点を叩き出し、連敗を5で止める勝利に貢献した。

 陽川は「5番・一塁」で先発出場。0―0で迎えた7回、1死一、三塁から先制&決勝の2号3ランを右中間スタンドへ叩き込むと、3―0で迎えた9回には2死二塁から左中間へ貴重な追加点となる二塁打を放った。

 「必死に食らいついていったのが本塁打だったので良かったです」と陽川。「何とか犠牲フライでも」と楽な気持ちで打席に立てたという。2番手・エスコバーとの150キロを超えるオール直球勝負。5球目を打った打球は一塁ファウルゾーンへのフライとなったが、強風が吹いていたこともあり、これを一塁手の中川大が落球(失策を記録)して命拾いすると、その次の6球目、真ん中高めの155キロ直球をバックスクリーン右へ叩きこんだ。

 「1回ファウルフライでアウトになっているんですけど、もう1回チャンスが回って来たので良かったです」と静かに振り返った陽川は、「打った瞬間、いってくれと。(本塁生還時は)すごい歓声で気持ち良かった」と笑みをこぼした。

 チームの全打点を1人で叩き出した、プロ5年目の背番号55。そのことについて触れられると「あっ…全然気づかなかったですけど…はい。良かったです、はい」と初々しさ全開。これで最近5試合は21打数9安打の打率・429と絶好調だが、その秘密について聞かれると「正直、自分でもびっくりしているぐらいなんで。分からないですね」とはにかんだ。

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2018年6月26日のニュース