リプレー誤審 オリックスが要求の「続行試合」なし 野球規則に基づき

[ 2018年6月26日 16:23 ]

23日に“誤審問題”をオリックスに説明に訪れたNPBの仲野パ・リーグ統括(右)と友寄審判長(撮影・成瀬 徹)
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 日本野球機構(NPB)は26日、22日のオリックス―ソフトバンク戦でのリクエストによるリプレー検証の誤審問題について規則委員会で協議した結果、オリックス側から求められた「続行試合」は野球規則7・04に基づき行わないことを確認した。

 試合後に審判団が誤審は認めたものの、今季から採用されたリクエストはリプレー検証により下した判定が最終ジャッジであるとセ・パ両リーグアグリーメントで定めているため。オリックス側には口頭で回答した。

 NPBはその上で再発防止策としてリプレー検証のマニュアルを今後、さらに細分化して審判団に運用・適用させる方針を明かした。仲野和男パ・リーグ統括は「ミス防止策としてライブ映像やスロー再生(コマ送り)確認の方法など細かい運用マニュアルに加えたい」と話した。

 同試合では同点の延長10回にソフトバンク中村晃が放った右翼ポール際の飛球が、誤審により本塁打となった。NPB側が翌23日、オリックスに謝罪した際に球団から「試合続行」「リクエストシステム運営の在り方」などの要望が出されていた。 

 ▽野球規則7・04(提訴試合)審判員の裁定が本規則に違反するものとして、監督が審議を請求するときは、各リーグは試合提訴の手続きに関する規則を適用しなければならない。審判員の判断に基づく裁定については、どのような提訴も許されない。提訴試合では、リーグ会長の裁定が最終のものとなる。(中略)

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2018年6月26日のニュース