阪神ドラ1馬場 お守りと入寮、地元宮城の神社「勝利の神」だ

[ 2018年1月7日 05:30 ]

阪神・馬場は持参したお守りを手に入寮を済ませる
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 阪神の新人選手7人が6日、兵庫県西宮市にある合宿所「虎風荘」に入寮した。ドラフト1位の馬場皐輔投手(22=仙台大)は初詣に参拝した地元・宮城県の塩釜神社に祭られている武神にあやかり「勝利の神」となることを誓った。

 オーラこそ目に見えなかったが、馬場は強烈な「武神」のパワーを身にまとっていた。

 「地元の塩釜神社に行ってきました。202段の階段が有名で。来る前に初詣に行ってお守りを買った。愛着のある神社のものなので、持ってきました」

 宮城県塩釜市にある塩釜神社は「男坂」と言われる202段の階段で知られるなど全国的に有名なパワースポット。馬場も少年時代から、この階段でトレーニングを積むなどなじみのある神社には、これから勝利を積み重ねることが使命の右腕にとって、これ以上ない神々がまつられている。

 日本書紀など日本の神話に登場する「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」と「経津主神(ふつぬしのかみ)」で、ともに国土平定の業をなした神とされる。諸説はあるが、「武甕槌神」は雷神といわれ「経津主神」は刀剣の神として戦いに勝つパワーを授けてくれる、ともに“勝利の神様”だ。

 ドラフト1位右腕は2つの神のパワーを新年早々に受け取り、そのお守りも手に入れた。「心の支えというか、これがあるから大丈夫というモノです。(1年目は)まずはケガをせず、自分のペースを確立して。マウンドで投げて初勝利を挙げられるようにしたい。一つずつ、階段を上がっていけるようにやっていきます」。V奪回の即戦力として期待されるルーキーイヤー。虎の「武神」となって勝利を呼び込む快投を披露する。(巻木 周平)

 ▼塩釜神社 宮城県塩釜市にあり、陸奥国一之宮として信仰を集めた。起源は奈良時代以前にさかのぼり、平安時代初期の文献には祭祀(さいし)が行われていたという記述がある。現在の社殿は江戸時代の宝永元年(1704年)創建。左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を守り、ともに武神として時の権力者にあがめられた。

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2018年1月7日のニュース