かまやつさん、先代九重親方、三津五郎さんらも膵臓がんで死去

星野仙一氏死去

　星野氏と同じ膵臓（すいぞう）がんでは、昨年３月に歌手のムッシュかまやつさん（享年７８）が亡くなっている。前年１２月に堺正章（７１）のライブに飛び入り参加するなど元気な姿を見せていた。１６年７月には元横綱・千代の富士の先代九重親方（享年６１）が死去。１５年５月に膵臓がんが見つかり手術を受け、一時は職務に復帰したが再発した。

　１５年２月に亡くなった歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん（享年５９）、１３年５月に亡くなった俳優の夏八木勲さん（享年７３）も膵臓がんだった。

　▼森田豊氏（医師、医療ジャーナリスト）膵臓がんの早期発見は非常に困難。背中の痛み、黄疸（おうだん）、体重減少などの症状が見られた時には手術ができない程度に進行していることが多く、あらゆるがんの中で５年生存率が最も低く、膵臓がんで手術が受けられるのは全症例の２割と言われている。