清宮だけじゃない!ハム注目ドラ2西村、言葉からにじみ出るその自信とは

[ 2018年1月7日 10:30 ]

父親から受け取った色紙を寮に持ち込んだ日本ハムのドラフト2位・西村
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 今年から担当となった日本ハムで注目している新人がいる。ドラフト2位の154キロ右腕・西村天裕投手(NTT東日本)だ。一つは同じ和歌山出身だということ。年末に担当就任のあいさつをした際も、地元トークで盛り上がった。

 もう一つは言葉からにじみ出る自信。その時も「(ドラフト1位の)清宮が注目されているのでじっくりやりますよ」と社会人野球出身選手ならではの余裕ものぞかせた。今月6日には新人選手一番乗りで入寮。千葉県船橋市内にあるNTT東日本野球部合宿所から鎌ケ谷市の勇翔寮まで車でわずか20分の距離の引っ越しだった。「車の中では緊張した」と新人らしい一面ものぞかせたが、1年目の目標を問われると「1軍に定着して新人王を狙える位置にいきたい」ときっぱりと言い切った。

 入寮の際には社会人時代に使用していた思い出のグラブとともに、父・文宏さんの直筆メッセージ「夢の途中〜頂点目指せ〜」と記された色紙も持参。年始に和歌山の実家を出発する際、こっそり文宏さんがスーツケースにしのばせていたもので「この言葉を胸に刻んでやっていきたい。近くで支えてくれたのが両親。恩返しできるようにしたい」と胸を熱くさせた。

 1メートル77と大柄ではないが、最速154キロの直球とスライダー、スプリットなどで打者に立ち向かう本格派右腕。球団も即戦力として期待しており、「いろんな方の期待に応えられるようにしたい」と意気込む1年目を追いかけていきたい。(記者コラム・東尾 洋樹)

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2018年1月7日のニュース