阿部 グアムから冥福、北京五輪で主力「勝負への執念見習った」

[ 2018年1月7日 09:28 ]

星野仙一氏死去

グアムでの単独自主トレを開始し、ノックの球を追う巨人・阿部
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 気温30度を超える青空の下、冥福を祈った。グアムで始動した巨人・阿部は、08年北京五輪で星野ジャパンの主力として戦った当時を回想した。

 「(星野監督は)試合が始まった瞬間のスイッチの入り方が凄かった。勝負への姿勢、執念は凄く見習った」

 アジア予選では驚異の打率・769でMVP。本戦出場の原動力となった。闘将と呼ばれ「おっかないイメージだった」と言うが、同じユニホームを着て意外な一面も見た。軽めの練習日には一転、選手と談笑するなどリラックスムード。当時29歳だった阿部は、61歳の指揮官を「失礼かもしれないけど、優しい祖父のようだった」と慕い「オンとオフの切り替えが凄かった」と、野球人としての姿勢を学んだ。

 自身も南国の島で、スイッチを入れた。「きょうはひなたぼっこ」と笑ったが、体幹トレーニングにダッシュ、ティー打撃などで約2時間半、体をいじめた。コンスタントに結果を出せる体づくりへ「ここから徐々に上げていく」と見据えた。(グアム・神田 佑)

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2018年1月7日のニュース