善波明大監督、大学日本一へ闘志「残念がってると怒鳴られる」

[ 2018年1月7日 05:30 ]

星野仙一氏死去

練習始めで星野氏を悼む明大・善波監督
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 東京六大学リーグの明大・善波達也監督(55)が、同校OBの先輩・星野氏への思いを語った。6日は東京都府中市の同校グラウンドで今年最初の練習。練習前に部員と黙とうをささげ「明治にとっても野球界にとっても残念。ただ、あんまり残念がっていると上(天国)から怒鳴り声が聞こえてくる」と話した。

 08年の就任時、尊敬する星野氏に言われた「好きにやれ」という言葉を胸に刻んだ。昨夏に大学日本代表を率いた際は星野氏の監督時代の背番号77をつけた。「つけていいですか?って聞くと、うれしそうに“ええぞ”って言ってくれたのを思い出した」。殿堂入りを祝う会で明大の土屋恵一郎学長と3人で写真を撮ったのが最後の思い出となった。

 誓ったのは6月の全日本大学選手権での37年ぶり日本一。「野球に熱い、気遣いのできる大先輩の後輩で誇りに思う。三十何年も選手権に勝っていないので、そのくらいの報告はしたい」と静かに闘志を込めた。(渡辺 剛太)

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2018年1月7日のニュース