侍ジャパン 稲葉監督「人情味あふれていた」、東京五輪金を手向けに

[ 2018年1月7日 10:50 ]

星野仙一氏死去

 北京五輪に選手として出場した侍ジャパンの稲葉篤紀監督は「共に戦い、(メダルなしで)悔しい思いをしたことが昨日のように思い出されます」と回想した。

 「試合では常に強気の、まさに“闘将”でしたが、ミスをした選手には挽回のチャンスを与えるなど人情味にもあふれた監督でした」。その時以来となる野球の五輪開催を20年に控える。東京での金メダルが何よりのはなむけになる。

 【北京五輪メンバーの追悼コメント】

 ▼大野豊氏(投手コーチ、スポニチ本紙評論家)凄く責任感の強い方で相当なプレッシャーを感じながら“一つになって頑張ろう”と常に言われていた。球界の宝が一人いなくなってしまった。

 ▼ヤクルト・宮本ヘッドコーチ(主将)野球人として、何より指導者として尊敬している方なので、ショックです。今の時代には必要な方だと思いますので惜しくてなりません。オリンピックで一緒に戦わせてもらったので星野監督の野球に対する思いを微力ながら伝えていきたい。

 ▼元ロッテ・里崎智也氏 北京五輪では「思い切って、好きなようにやってくれればいい」と言っていただいた。世界一の監督にできなかったことは責任を感じている。ユニホームを脱いだら優しい人だった。

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2018年1月7日のニュース