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大瀬良、V旅行返上で決意の居残りトレ「今のままでは厳しい」

優勝旅行出発日に居残ってマツダスタジアムで汗を流した大瀬良
Photo By スポニチ

 広島の大瀬良大地投手(26)が優勝旅行出発当日の1日、居残ってマツダスタジアムで汗を流した。緒方監督やナインらはこの日夕方、広島空港から米国ハワイへ出発。投球スタイルを模索する右腕は参加せず、本拠地を拠点に練習に励む構えだ。剛球を追求するか、自在派に変身するか…の分岐点。それは新境地を開くための決断だった。

 冷気が肌を刺す晴天のマツダスタジアム。優勝旅行に出発するナインと一線を画し、大瀬良は戸田を連れ立ってトレーニングに励んだ。入念なキャッチボールに50メートルの往復ダッシュを14本。帰途に就く際、参加を断った理由について言及した。

 「球団行事なので申し訳ないけど、やりたいことをやるのに日程上、(時間が)ここしか取れなかったので」

 その一つがフォームチェックだ。現役を引退したばかりの黒田博樹氏に1年前、「大地に合うと思う」として手塚一志氏を紹介された。新井も師事する動作解析の第一人者。多忙だが、V旅行期間中に時間調整し、手ほどきを受ける予定だ。

 先発に戻った今季は24試合に登板し、10勝2敗、防御率3・65。目標の一つだった規定投球回数も、新人王に輝いた14年以来3年ぶりにクリアした。順調に見えるキャリア。それでも大瀬良は強い危機感を覚えている。

 「技術も体力も、もう一段階レベルアップしないと。今のままでは厳しい。今季の直球だと厳しいと感じる」

 剛速球で打者をねじ伏せる――。それが従来のスタイルだ。ところが今季は150キロに届かず、変化球に活路を開くケースが少なくなかった。チームには薮田や岡田ら…より強い球を持つ若手が台頭。心は揺れ、剛柔自在派への変身を模索する。

 「オフに体を鍛えて直球が戻れば、それでいい。ただ、理想だけではやっていけない。柔軟に考え、引き出しを増やさないといけないのかな…と」

 秋季キャンプではフォークだけでなく、密かにシュートも試投したという。イベント出演も数多く予定される今オフ。岐路に立つ自分自身の足もとを見つめた時、少しでも練習時間を確保したいと考えるのは自然だ。

 「(参加を)お断りした以上、やるべきことをやっていきたい。有意義に過ごしたい」

 2桁勝利に満足することなく、投手として新境地を開こうと、もがく26歳。己を信じて前進するのみだ。(江尾 卓也)

[ 2017年12月2日 09:17 ]

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