佑ちゃん逆襲へ「チア☆ダン」魂!人生初、映画で泣いた「努力続ける」

[ 2017年12月2日 07:55 ]

札幌市内の球団事務所で契約を更改した日本ハム・斎藤
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 「チア☆ダン」魂で巻き返す!日本ハムの斎藤佑樹投手(29)が1日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、170万円ダウンの年俸1830万円でサイン。5年連続でダウンとなったが、会見では真っすぐに前を見据え「数字の目標はない。今年より1試合、1イニングでも多く投げること」と決意を語った。

 11年の入団から2年間で11勝も13年から今季までの5年間で4勝。エースナンバー18を返上し、背番号1で再出発を目指した今季は5月31日のDeNA戦で623日ぶり勝利も、結局、6試合で1勝3敗、防御率6・75に終わった。それでも肩甲骨や股関節の可動域を広げるトレーニングを継続して球威は上がり、下半身も安定。「ぶれずに我慢してトレーニングを貫いた。来年、生きてくれば」と話した。

 最近、人生で初めて映画で泣いた。福井商のチアリーダー部の全米大会優勝までの実話を描いた「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」だ。特に共感したのが玉置彩乃役の中条あやみのセリフ「どんなに努力してもダメなことってあると思う。でも努力し続けるしかない」。胸に刺さった。「プロ野球選手である以上、努力を続ける」と言い聞かせた。

 30歳となる節目の来季は早実の後輩である清宮も入団する。「(注目されて)重圧がかかると思うし、後輩に負けたくない気持ちも出てくる。だから僕にとってもチャンスだと思います」。前だけを向いて努力する。(山田 忠範)

 ▽映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」 09年に福井商チアリーダー部が全米チアダンス選手権を制覇するまでの実話を映画化。主人公・友永ひかりを女優の広瀬すずが演じ、今年3月に公開された。ひかりが憧れの男子生徒を応援したいがために軽い気持ちで入部したチアリーダー部で、天海祐希演じる顧問のスパルタ練習に耐えながら仲間と支え合って優勝を目指す物語。

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2017年12月2日のニュース