西武 菊池 沢村賞受賞ならず 山田氏「DH制のパでこの成績は素晴らしいが…」

[ 2017年10月30日 17:00 ]

西武の菊池雄星投手
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 防御率1・97で16勝を挙げた西武・菊池雄星投手(26)は僅差で2017年度の沢村賞の受賞はならなかった。都内のホテルで開かれた選考会(選考委員長・堀内恒夫氏)では、受賞した巨人・菅野智之投手(28)と同時受賞を推す声もあったが、ナンバーワン投手は1人という原則からもれた。

 菊池は(1)15勝以上の勝利数(2)150以上の奪三振数(3)10以上の完投試合数(4)2・50以下の防御率(5)200イニング以上の投球回数(6)25以上の登板数(7)6割以上の勝率――の7項目の選考基準のうち、菅野と同じ5項目をクリア。217奪三振は菅野の171を上回ったが、防御率と勝利数で及ばなかったのが選考に響いた。

 指名打者制を採用するパ・リーグということも考慮されたが、選考委員の山田久志氏は「DH制のパでこの成績は素晴らしいが、やはりナンバーワンとなると菅野投手」。最後まで同時受賞を推した平松政次氏は「2人の差はほとんどないが、菅野より上に行く菊池の成績がなかった」と最終的に菅野1人の選出になった。

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2017年10月30日のニュース