由伸監督 丸一日“超特打デー”やる 貧打解消へ秋季Cで荒療治

[ 2017年10月30日 05:30 ]

練習を終え、笑顔の(左から)高橋監督、小林、井端コーチ
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 巨人の高橋由伸監督(42)が29日、来月1日から始まる宮崎での秋季キャンプで「超特打デー」を設定するプランを明かした。川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習後、「いろいろな案を出しながらやっていく。振らせることが優先。一日、バッティングというのも出てくるかもしれない」と語った。野手に丸一日打撃練習を課す異例のメニュー。4位低迷の最大の要因となった貧打解消に向けて徹底的にバットを振らせる。

 指揮官は既成概念にとらわれない練習法を練っていた。すでにキャンプ中は昨年の1・5倍となる一日1500スイングをノルマとする方針を打ち出しているが、「特打デー」では守備練習に費やしていた時間を全て打撃練習に充てる。

 課題克服のためには荒療治もいとわない。今季のチーム総得点は536点。優勝した広島は736点で、シーズン終盤までCS進出を争った3位・DeNA(597点)と比べても61点少ない。チーム防御率は広島の3・39を上回る3・31。来季のV奪回は、打撃の向上なくしてはありえない。

 今季は打率・206で、今キャンプの「打撃強化指定選手」の小林も「打てていないので、しっかり振るしかない」と覚悟を口にした。(重光 晋太郎)

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