乱れ飛ぶ一発 ついにシリーズ最多の22本塁打 記録で見るワールドS

[ 2017年10月30日 16:01 ]

5回に前田から同点3ランを放ったアルテューベ(AP)
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 第5戦ではアストロズが5本、ドジャースが2本の本塁打を記録。これで5戦を消化して両軍打線が放った一発は計22本(アストロズ13、ドジャース9)となり、エンゼルスとジャイアンツが対戦した2002年に樹立されていたシリーズ最多本塁打記録(21=ジャイアンツ14、エンゼルス7)を少なくとも1試合を残した段階で1本更新した。02年のシリーズでは最終第7戦までもつれこんでおり、第5戦終了時点では17本。なおポストシーズン全体で記録された101本も史上最多となっている。

 アストロズのホセ・アルテューベ(27歳)は今ポストシーズンで計7本塁打。2002年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、04年のカルロス・ベルトラン(アストロズ)、11年のネルソン・クルーズ(レンジャーズ)が記録した最多記録(8)にあと1本と迫っている。

 ドジャースの先発、クレイトン・カーショー(29歳)は第1戦では7回1失点と好投したが、第5戦では4回2/3で6失点。4―0から結局チームは延長10回で敗れた。

 ここ2年のレギュラーシーズンとポストシーズンでカーショーが3点以上のリードをもらった試合は27回目となったが、チームが負けたのは2回目。アストロズの先発、ダラス・カイケル(29歳)も3回2/3を5失点で降板しており、ともにサイ・ヤング賞を受賞している両軍エースへの信頼度はかなりぐらつく結果となった。

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2017年10月30日のニュース