「史上最弱」の智弁学園がサヨナラで初戦突破 秋季近畿大会1回戦

[ 2017年10月30日 11:14 ]

秋季近畿大会1回戦   智弁学園(奈良1位)6―4西脇工(兵庫2位) ( 2017年10月30日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

ベンチから指示を出す智弁学園の小坂将商監督(右)
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 3年連続の選抜大会出場を狙う智弁学園(奈良1位)が9回サヨナラ勝ちで1回戦を突破した。4―4同点の9回2死二塁から6番・畠山航青外野手(2年)が左翼へサヨナラ2ランを放った。

 エース伊原陵人投手(2年)が、初回の4番・山本から3回の9番・石神まで圧巻の6者連続空振り三振。力強い直球がコーナーに決まり、4回までに9三振を奪う快投を見せた。7回と8回に2点ずつ奪われたが、ひとりでマウンドを守った。

 初回、3回と2度の満塁機を生かせなかった打線は4回に奮起。2死二、三塁から2番・坂下翔馬内野手(1年)が三塁線を破る先制の2点適時打。さらに4番・岡野龍太外野手(2年)が右翼フェンス直撃の2点適時三塁打を放ち、試合を優位に進めた。

 小坂将商監督が「史上最弱」と形容する新チームだが、8強入りを決め、3年連続の選抜大会出場へ前進した。指揮官は「よくここまで勝ち上がってきた」と信頼を寄せる選手が底力を発揮した。

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2017年10月30日のニュース