東京五輪で「ヤスキヨ砲」だ! 履正社・安田 清宮と共闘宣言

[ 2017年9月23日 06:30 ]

履正社の安田
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 今秋ドラフト1位候補で高校通算65本塁打を誇る履正社の安田尚憲内野手(3年)が22日、履正社医療スポーツ専門学校茨木キャンパスで会見し、プロ志望を正式表明した。12球団OKの姿勢を示した安田は目標の選手に松井秀喜氏を挙げ「球界を代表する選手になりたい。究極の形が松井さん」と決意を語った。週明けにプロ志望届を提出する。

 東の清宮、西の安田と評される両スラッガーはくしくも運命に導かれるように同日会見に臨んだ。「たまたまでビックリ」と苦笑いを浮かべたが、授業が終わった後に清宮の会見の様子をチェックしたという。U―18W杯では全9試合で4番に清宮が座り、安田は3番を担った。舞台を変えても「ヤスキヨ砲」の再結成を望む。

 「(U―18杯では)日本の高校球界を代表する打者と中軸を組めて光栄。プロの世界でも活躍し、そう(ヤスキヨ砲)呼ばれるように頑張りたい」

 両雄ともドラフト1位候補とあって、同じ球団でプレーする可能性は低いだろう。だからこそ、20年東京五輪での「ヤスキヨ砲」に期待は集まる。「3年間意識してきた相手で、プロでもともに頑張りたい。いずれ戦うチャンスはある。その時までに成長したい」と言葉に力を込めた。

 23日は高校生活最後の学園祭が控えている。安田は出店で「たまごせんべい」をつくる予定だという。U―18W杯では34打数11安打5打点、打率・324。木製バットでも高い適応力を見せつけた。清宮に勝るとも劣らない西の大砲。「ファンの方を魅了するようなホームランを打ちたい」という夢に向かって突き進む。(吉仲 博幸)

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2017年9月23日のニュース