広島・薮田、菅野に1差の15勝目 最多勝タイトルは「結果を待ちたい」

[ 2017年9月23日 16:48 ]

セ・リーグ   広島3―2巨人 ( 2017年9月23日    マツダ )

<広・巨>7回1死一、三塁、菊池の好守でピンチをしのぎ、グラブを叩いて喜ぶ薮田
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 広島の薮田和樹投手(25)が7回で8安打を打たれながら巨人打線を2点に抑え、菅野(巨人)の16勝に次ぐ今季15勝目(3敗)をマークした。

 4回に小林の同点ソロを浴び、3―1で迎えた6回には先頭・村田のフェンスを直撃する中越え二塁打から連打を許して内野ゴロで2失点目。だが、二塁手・菊池らバックの再三の好守もあって勝ち越し点は許さなかった。

 同じ広島出身でもある巨人のドラフト2位ルーキー、畠との投げ合い。「後半戦すごい勢いがあっていい投手なので、できるだけ最少失点で抑えようと思って投げました」と相手の23歳右腕を意識していたことを明かし、自身の投球に関しては「全然納得できるような内容ではないんですけど、本当に勝ちを付けていただいてうれしいです。ありがとうございます」とチームメートに感謝した。

 3―2で迎えた7回、1死一、二塁のピンチでは巨人の3番・坂本勇の当たりを菊池が横っ跳びでキャッチし、併殺打にしてもらった。「当たり前じゃないんですけど、当たり前に見えるプレーをいつもしてもらっているんで本当に助けられています」。8回以降はリリーフ陣に任せてベンチで戦況を見守ったが、「ジャクソンと中崎なんで絶対に勝つと思って見ていました」と振り返った。

 これで今季15勝目。ハーラートップをいく菅野(巨人)の16勝にあと1勝と迫り、最多勝のタイトルも夢ではない。「15という数字はすごくうれしい」と薮田。タイトルについては「相手が菅野さんなので、そう簡単に取れるとは思わないですけど、もう1回自分に投球チャンスがあるとしたらCSに向けてしっかり自分の投球をして結果を待ちたいと思います」と次回登板を見据えた。

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2017年9月23日のニュース