代打燃えた!阪神・中谷 8回2点打 北條は9回左前タイムリー

[ 2017年5月4日 09:10 ]

セ・リーグ   阪神8―4ヤクルト ( 2017年5月3日    神宮 )

<ヤ・神>8回2死満塁、中谷はバットを折りながらも左前2点打を放つ
Photo By スポニチ

 悔しさに燃える若虎2人が1打席勝負で結果を出した。まずは中谷だ。2点差に広げた8回。なおも2死満塁の場面で桑原に代わって打席に立つと、カウント2―2からの内角高め変化球を強引に振り抜いた。バットは折られても力で押し込み、左前に落ちる2点適時打となった。

 「あまり何も考えずに打ちました。よかったです」

 がむしゃらに振った結果が貴重な一打につながった。左翼の定位置を争う高山が復調気配を見せていて2試合続けてベンチスタート。悔しさを押し殺して周到に準備し、1打席でアピールに成功した。今季の代打成績は9打数3安打。もちろん、代打専門の座の甘んじる気はなくても、切り札として控えることは攻撃陣に厚みを増すことは事実だ。

 山中対策もあって糸原に遊撃の座を譲った北條も意地を見せた。先発を外れるのは4月16日の広島戦(甲子園)以来、12試合ぶり。9回、福留の適時二塁打で2点差に広げた後、マテオの代打に指名され、原樹の低めツーシームを拾うように打ち返した。左翼右への適時打となり、「自分のスイングができた。早いカウントから結果が出たのはよかった」とうなずいた。代打では今季3度目の登場で初安打。まだ本調子ではないだけに、この一打をきっかけにしたい。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月4日のニュース