大リーグ試合中に流れ弾 突然肘に痛みが…女性観客が負傷

[ 2017年5月4日 14:02 ]

観客が流れ弾で負傷した2日のカージナルス対ブルワーズ戦(AP)
Photo By AP

 米ミズーリ州セントルイスで2日に行われた大リーグのカージナルス対ブルワーズ戦で、観客が流れ弾を腕に受けて負傷するという事件が発生。AP通信によれば負傷したのは34歳の女性で8回裏に突然、肘に痛みを感じ、流血していたために応急処置を受けた。その後、座席近くで銃弾が発見されたために地元警察が捜査に乗り出していた。

 その女性の前に座っていたトッド・ポーターさん(54)はセントルイス・ポスト・ディスパッチ紙の取材に対し「彼女は肘から血が出ているところを私に見せてくれたのですが、すぐに撃たれたんだなと思いました。だから一緒にいた息子に“他の誰かが撃たれる前にここを出よう”と言って球場(ブッシュ・スタジアム)を出ました」と証言。同紙はスタジアムから1・6キロ離れた場所で発砲があったことを報じている。その通報を受けた警察では「何ものかが上空に発砲しそれが観客に命中した」という見方を示している。

 大リーグでは過去にも観客が流れ弾に当たって負傷する事件が発生しており、1965年には当時13歳だったキャロリン・ヨーント・ポミクターさん(65)の喉に流れ弾が当たって負傷。それもカージナルスの試合だった。

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2017年5月4日のニュース