キャンベル間に合わず…阪神 39年ぶり開幕戦国産打線

[ 2017年3月22日 05:30 ]

阪神の金本監督
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 阪神が31日の広島との開幕戦(マツダ)に助っ人野手不在の打線で臨むことが21日に決定的になった。左手首けんしょう炎で別メニュー調整中のキャンベルについて金本知憲監督(48)が改めて開幕戦出場が難しい情勢を明言。1978年以来39年ぶりに純国産野手だけで組む開幕オーダーの4番候補には福留、原口だけでなく中谷を構想していることも明かした。

 開幕まで10日。金本監督が脳裏に描いた複数のオーダーに「キャンベル」の名はなかった。左手首けんしょう炎のために別メニュー調整中で18日にキャッチボール捕球、19日にノック捕球を始めたばかり。調整遅れは明らかで覚悟を決めた。助っ人野手不在の布陣だ。

 「なるでしょう。だって、たぶん間に合わないでしょ? 無理やろう。万全で帰ってこないと、(手首は)すぐまた痛めるからね」

 キャンベルに関しては獲得決定時から開幕三塁として構想していた。ただ、この状況では無理はさせられない。戦列復帰を焦らせて故障が再発しては元も子もない。そこで、完治を待つ。それはすなわち、開幕を助っ人野手不在の純国産野手オーダーで迎えることを意味する。阪神の開幕オーダーに助っ人野手がいないのは、なんと78年以来39年ぶりだ。

 肝心の顔ぶれ、打順については「まだまだ」と熟考だった。特に思案していたのが左打者が多い上位打線の組み方だ。「1、2番と4、5番じゃないかな。(中軸に)左が並ぶか。原口が本調子じゃないし、孝介(福留)もそうやしね。難しいところ」。確かに原口はオープン戦13試合で打率・217、1本塁打、7打点。福留も7試合出場、打率・059で試運転状態だ。そこで4番候補に新たな名前を挙げた。今春成長著しい24歳だ。

 「中谷もあるかもしれん。左右のバランスで。そりゃあ(一塁の)原口がダメだったら、中谷で行くしかないでしょう。分からんよ、まだ。そういう場合、去年の数字が目安になるからね」

 期待の若武者はオープン戦13試合に出場し、打率・300、1本塁打。13打点は12球団最多に並び、同最多の二塁打6本という力強さも4番にふさわしい。予想もしていなかった開幕4番構想を伝え聞いた中谷は「驚きです」と目を丸くした上で「やる気になりますね。頑張らないといけない」と目の色を変えた。きょう22日からは開幕前最後の5連戦。4番争奪戦も大詰めを迎える。(惟任 貴信)

 ≪78年以来39年ぶり≫阪神の開幕戦オーダーに日本人野手が8人並べば78年以来39年ぶり。当時在籍していたブリーデンとラインバックが故障で離脱。同年チームは初の最下位に終わっている。なお阪神の外国人野手1号・ソロムコが入団した60年以降、開幕戦の国産打線は60、64、66、67、72、78年の6度。すべて投手も日本人の純国産オーダーだった。

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