阪神・糸井 ついに盗塁解禁 24日から古巣オリ3連戦フル出場へ

[ 2017年3月22日 07:58 ]

阪神の糸井
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 阪神・糸井嘉男外野手(35)が24日からのオリックス3連戦(京セラドーム)でフル出場する予定が判明した。1月に負った右膝関節炎の影響で慎重に進めてきた開幕準備の最終段階として本屋敷トレーナーが「最後の京セラ(24日からのオリックス戦)あたりでフル出場できる段階だと思う」と明かした。

 オープン戦5度目の出場で初めて3打席目まで伸ばした20日のロッテ戦(ZOZOマリン)後に糸井は「いつでもいける。走る方も問題ない」と全開を宣言していた。伝え聞いた同トレーナーは「それだけ言えるのは状態が良いということでしょう。走塁でも問題なかったですし」と同調した。

 15日のオリックス戦(京セラドーム)ではDHとして虎初実戦。18日のDeNA戦(横浜)では中堅に就いて実戦守備を解禁し、19日のヤクルト戦(神宮)では待望の初本塁打を放った。着実に上ってきた調整の階段で残るはわずか。今春未経験なのはフル出場と昨季53個を記録した盗塁くらいか。

 同トレーナーは「ここまで段階的に状態を上げてきた。急にフル出場とかまで上げることはない。次は6、7回と、これまで通り段階を追って上げていく」と説明。福岡遠征で“助走距離”を伸ばし、最後3試合でフル出場を解禁する計画が見えた。

 高代ヘッドコーチは「先のことはまだ分からん」と明言は避けても、「ただ、それだけのものは出せとる」と不安は抱いていない。打席を重ねて出塁も増えれば、当然、盗塁を試運転する機会も到来するはず。31日の広島との開幕戦(マツダ)へ向けて走攻守すべての準備完了は間近だ。(山本 浩之)

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