健大高崎 代役・大越が殊勲打「いいところで打てて良かった」骨折の湯浅主将も代走出場

[ 2017年3月22日 18:38 ]

第89回選抜高校野球大会1回戦   高崎健康福祉大高崎11―1札幌第一 ( 2017年3月22日    甲子園 )

2回無死二、三塁、右越えに先制2点適時二塁打を放つ健大高崎・大越
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 機動力野球が持ち味の高崎健康福祉大高崎が、2本塁打を含む16安打11得点で札幌第一に圧勝した。

 序盤で5点をリードし、7回には4番・山下の満塁弾などで5得点。8回には代打・上野にもソロアーチが飛び出すなど初戦から爆発した打線に「正直びっくりしている」と青柳監督は驚きを隠せないながらも「冬場に打撃を強化した。コーチ陣がよく指導して、選手もよくついてきてくれた」と冬トレーニングの成果を口にした。

 大黒柱の湯浅主将が2月中旬に右手首舟状骨(しゅうじょうこつ)を骨折して手術。その湯浅に代わって二塁手として先発した大越が先制の2点適時二塁打を放つなど活躍した。「湯浅が怪我をして非常に厳しい戦いだと思っていたが、代役がしっかり力を発揮した。湯浅が励まして、非常にいい感じできている」と話した青柳監督は、その湯浅も「何とか土を踏ませたかった」と8回に代走で起用。「出せて良かった」と胸をなでおろした。

 主将の代役という重責を見事に果たした2年生の大越は「甲子園の打席で緊張していたが、流れが良かったので、いいところで打てて良かった。ベンチに戻って湯浅主将に声をかけられたのもうれしかった」と声を弾ませ、満塁弾を放った2年生主砲の山下も「すごく感触は良かったです。あそこでダメ押しの1本が欲しいところだったので、打てて良かった。冬の打撃強化の結果が出た試合になりました」と笑顔だった。

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2017年3月22日のニュース