斎藤佑 20日2軍巨人戦は5イニング 開幕ローテ残り2枠争い

[ 2017年3月14日 09:01 ]

新垣(左)と談笑する日本ハム・斎藤
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 開幕1軍を目指している日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が13日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で練習を実施。次回登板である20日のイースタンリーグ・巨人戦(鎌ケ谷)での先発に向け、ランニングやキャッチボールなどのメニューをこなした。激しい開幕ローテーション争いに生き残るため、求めるのは結果のみ。5イニング程度を投げる予定だ。

 明るい表情が順調な調整ぶりを物語っている。斎藤は先発予定の20日の巨人戦に向け精力的に汗を流した。

 「とにかく結果を残すことだけを目標にして頑張るしかないです。与えられたところでやるしかないと思っています」

 2日の中日戦、5日の巨人戦(ともにオープン戦、札幌ドーム)はいずれも中継ぎで1回無失点。今季から軸に据えるツーシームでゴロを打たせるスタイルで結果を残し、栗山監督からも「どう打ち取るかイメージできている」と高く評価された。先発も見据えて長いイニングを投げるため、7日から2軍に合流。2番手で3イニングを任された11日のイースタン春季教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)でも2安打無失点の好投を披露した。

 昨季は3年ぶり未勝利に終わり、シーズン終了後にエースナンバーの背番号18を返上。球団からは「もう一度、輝きを取り戻せ」というメッセージとともに06年夏の甲子園で全国制覇した早実時代の「1」を提示された。今季は「球団の配慮に感謝。恩返ししたい」と強く誓う。オフはアマチュア時代のダイナミックなフォームを取り戻すために古傷の左股関節や肩甲骨の可動域を広げるトレーニングを繰り返し「指にかかる直球やツーシームが多くなった」と手応えも上々だ。

 先発枠は昨季チームトップの11勝で開幕投手の最有力候補でもある有原を筆頭に高梨、加藤、メンドーサまでが確実。斎藤は残りの2枠を上沢、エスコバー、村田、浦野と争う。仮に争いに敗れても中継ぎで開幕1軍に残る可能性もある。結果を残す。それしかない。 (山田 忠範)

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2017年3月14日のニュース