内川「覚悟」の代打でV犠飛「いつも以上に緊張した」

[ 2017年3月14日 23:23 ]

WBC2次ラウンドE組   日本8―5キューバ ( 2017年3月14日    東京D )

<日本・キューバ>8回1死一、三塁、代打・内川(右)は右犠飛を放ちベンチで松田と抱き合う
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 同点で迎えた8回1死一、三塁。この日2安打を放ち、前の打席では同点適時打を放っている小林(巨人)に代わって出場した内川(ソフトバンク)が決勝の右犠飛を放った。小久保監督が「ここが勝負だと思って勇気を持って代打の切り札を出しました」と言えば、打席に立った内川も「いつも以上に緊張して(打席に)入りました」と振り返った。

 「(小林)誠司が2本ヒット打っていましたので、監督も相当迷ったんじゃないかなと思っていましたし、2本打ったバッターに代打で出るのは相当の覚悟がいると思いました」と並々ならぬプレッシャーがあったことを告白。それでもカウント1ボール2ストライクから外角寄りのスライダーを右方向へ流すと飛距離十分の犠飛となった。

 前回大会は準決勝のプエルトリコ戦で痛恨の盗塁死を喫し、侍ジャパンも敗退した。「個人的なことは自分でしっかり取り返せるよう頑張ればいいと思いますけど、侍ジャパンとして世界一を目指して戦うということでスタートしていますので、その一員としてチームの力になれるようにこれからも頑張ります」と奪還を力強く誓った。

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2017年3月14日のニュース