ロッテ角中新選手会長 北陸シリーズ復活で石川凱旋願う

[ 2016年11月19日 08:10 ]

石川県の谷本知事(左)から九谷焼のカップを贈られる角中

 4年ぶり2度目の首位打者を獲得した石川出身のロッテ・角中が18日、「北陸シリーズ」の復活を熱望した。石川県庁で「石川県スポーツ特別賞」贈呈式に出席。谷本正憲知事から九谷焼の特製カップなどを贈られた。

 「石川県の皆さんの応援がいい成績を収める原動力になった」。来季から岡田の後を継いで選手会長を務めることも明かした。「みんなが野球をやりやすい環境にしたい」。まず故郷で訴えたのが、北陸での主催試合復活だ。かつて石川、富山などで主催試合が行われてきたが、05年を最後に開催していない。

 角中だけでなく岩下、田中靖が石川出身、石川、西野は富山出身とチームに北陸勢は多い。「自分も小さい頃に地元でロッテ―ダイエー戦を見たのを覚えている。地方の子供はプロ野球を見る機会がない」と今後は球団と交渉を続けていく。

 来季3度目の首位打者に輝けば、5度獲得した落合博満以来、球団史上2人目の快挙となる。谷本知事からは「来年も首位打者になって、また受賞してほしい」とエールを送られたが、新選手会長の願いはチームの日本一、そして北陸での凱旋試合だった。 (渡辺 剛太)

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