中日 吉見 900万円超ダウンも「キャッチャーを育てたい」

[ 2016年11月19日 16:50 ]

契約更改交渉を終えた吉見

 中日・吉見一起投手(32)が19日、ナゴヤ球場で契約更改交渉を行い、今季年俸から910万円ダウンとなる8000万円でサインした。

 昨年10月の右肘手術からの復活を期した今季。5度の出場選手登録、抹消を繰り返したが、21試合の先発で6勝7敗、防御率3・08の成績を残した。年俸ダウンについては「規定(投球回)も行っていないし、下がると思っていた」と納得。そのうえで「昨年の今頃は手術して、リハビリして…。こんなに投げられるとは思っていなかった。21試合、投げられたことは自分を評価したい」と来季以降に向けての手応えをつかんだ。

 チームは19年ぶりの最下位に沈んだ。痛感したのが「キャッチャーが固定されているチームは強い」だった。「キャッチャーを育てたい。偉そうな言い方ですが、僕にしかできないことだと思っている」と強い中日を復活させるためのビジョンを描く。12年まで5年連続2桁勝利を記録した実力者はマウンド上の姿、言動で若手の成長を促進させる。

続きを表示

2016年11月19日のニュース