ソフトB戦力外の柳瀬が阪神入り 背番66で再出発「和巳さんに連絡しようと」

[ 2016年11月19日 08:22 ]

球団旗の前でポーズをとる柳瀬

 阪神は18日、ソフトバンクから戦力外通告を受けた柳瀬明宏投手(33)を獲得したと発表した。

 1年契約で年俸1000万円(金額は推定)。西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ同投手は、背番号がソフトバンクOBの斉藤和巳氏の付けた「66」に決まり、決意を新たにした。

 「和巳さんには、連絡しようと思います。早くユニホームを着てみたい。(ファンには)早く名前と背番号を覚えてもらいたい。1試合、1球でもチームのために頑張っていきたい」

 03年に20勝をマークし、投手最高の栄誉である沢村賞も同年と06年に2度受賞するなど、鷹のエースとして君臨した斉藤氏の象徴とも言える「66」を背負うにあたり、表情を引き締めた。

 先発、中継ぎとポジションは違えど、投手としての生き様、チームを背負ってきた並々ならぬ覚悟を間近で見つめてきた。レジェンドナンバーを“追い風”に猛虎で、もう一花咲かせるべく言葉に力を込めた。

 「プロに入って、中継ぎしかしていない。経験を生かして気持ちで負けないピッチングをしたい。(阪神は)強くて、やりがいのあるチーム。若い投手もたくさんいるので、割って入っていく」

 斉藤氏をほうふつとさせるような、気持ちを前面に押し出した熱い投球で、し烈な中継ぎ争いを勝ち抜いて見せる。

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2016年11月19日のニュース