広島 マツダスタジアムで焼き肉決起集会!決戦舞台で一致団結

[ 2016年10月6日 06:07 ]

広島が焼き肉決起集会を行う「びっくりテラス」
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 広島がマツダスタジアムの「びっくりテラス」でクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ、日本シリーズに向けた決起集会を行うことが5日、分かった。選手会長の小窪哲也内野手(31)の発案で、球団側も快諾。同スタジアム内で決起集会を行うのは、開場8年目で初めてのこととなった。広島の空の下、首脳陣、ナイン、スタッフが一丸となって32年ぶり日本一を誓う。

 これ以上ない舞台装置だ。発案者の小窪は笑顔で狙いを口にした。

 「単なる思いつきなんですが…。ただ、みんなの顔が見えるところがいいと思って。開放感のある場所で、ビール片手にざっくばらんに話ができたら、盛り上がるかな…って」

 ナインはもちろん、監督、コーチ、裏方さんも基本的には全員参加。8日の練習後、32年ぶり日本一を目指すカープが、CSの舞台となるグラウンドを眺めながら、再度の一致団結を図る。

 一塁側スタンドの最も右翼寄りに位置する「びっくりテラス」。バーベキューを楽しみながら、野球観戦ができるスペースで、シーズン中の予約は困難を極める超人気の団体向け観客席だ。過去には球宴期間中に選手、その家族が集まり、パーティー形式で利用したことはあるが、決起集会という意味合いでは、マツダスタジアム開場8年目で初めての利用。普段は見上げるばかりの場所だけに初めて足を踏み入れる選手、関係者も少なくない。小窪は「ダメもとで球団に言ってみたら、快く貸してくれるということだったので。僕も楽しみですよ」と胸を躍らせた。

 通常「―テラス」の貸切料金は3段全テラス使用の場合、100人までで35万円。そこにバーベキュー+生ビール&焼酎飲み放題プランを付ければ、1人5000円が加わる。1人1万円程度で星空を見上げながら、アルコールの心地よさを楽しむことができる「超ぜい沢空間」。もちろん“サプライズ”も用意されている。松田元(はじめ)オーナーは超高級肉の差し入れを予定している。現場だけではない。フロントも一致団結して、来るべき負けられない戦いに挑む。

 本拠地で優勝を決めた場合、ビールかけの舞台はテラスのほぼ真下にあたる駐車場だった。CS突破、日本一獲得時のビールかけ会場は同所が見込まれる。テラスでビールジョッキを傾け、勝利を収めた後には真下でビールをかけあう。シナリオはできた。(桜井 克也)

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2016年10月6日のニュース