マー君、エースの使命感 ファンのため「どういう状況でも結果残す」

[ 2016年8月2日 10:09 ]

ヤンキースの田中 (AP)

 ヤンキースの田中が、再建へかじを切ったチームの重苦しい雰囲気を吹き飛ばす。今季8勝目をかけて2日(日本時間3日)のメッツ戦に先発する右腕は、3年連続となるサブウエー・シリーズでの敵地登板。「伝統あるサブウエー・シリーズですし、うれしく思いますが、マウンドに上がればやることは一緒」と抱負を語った。

 ア・リーグ東地区4位に低迷するチームは、トレード期限となった1日、主砲のベルトランをレンジャーズへ、先発右腕ノバをパイレーツへ放出。既にチャプマン、ミラーもトレードに出しており、来季以降に向けて若手有望株を集めている。

 プレーオフ進出への期待が薄くなった中でも、エースは自らの使命をあらためて口にした。「チームがこういう状況を迎えているわけですけども、見に来てくれるファンの方々にとって関係ない。勝つ試合を見に来ているわけですから、どういう状況であれ結果を残すことは大事。プロとしてマウンドで結果を出すだけ」。ただ、目の前の試合に集中する。(ニューヨーク・大林 幹雄)

続きを表示

2016年8月2日のニュース