巨人 高橋昂也を9人目のドラ1候補に!甲子園で「BIG3」徹底マーク

[ 2016年8月2日 05:30 ]

巨人が新たにドラフト1位候補に挙げた花咲徳栄のエース左腕・高橋昂

 「高校BIG3」を徹底チェックだ。巨人は1日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を実施。全国高校野球選手権の埼玉大会を制した花咲徳栄の左腕・高橋昂也投手(3年)を、ドラフト1位候補となるAランクに新たに挙げた。

 山下哲治スカウト部長は「前(6月の会議)はB(ランク)だったが、この大会で文句なしのA。春とは別人みたいになった」と説明した。埼玉大会は6試合に登板し計37回を11安打無失点、52奪三振。滑川総合との5回戦で6回参考ながら完全試合を演じ、春日部共栄との準決勝、聖望学園との決勝では連続完封を飾った。「球の速さとクロスしてくる球の角度がある。変化球もそこそこ投げるし完投能力が高い」と同部長。27日の決勝を視察した堤辰佳GMも「高校生の左であれだけ投げられる投手はそういない」と絶賛した。

 巨人がAランクにリストアップしたのは高橋昂で9人目。高校生は他に履正社・寺島、横浜・藤平が入っており、藤平については堤GMが25日に神奈川大会の登板を視察した。今夏甲子園では、地方大会を勝ち抜いた「BIG3」をマークすることになる。山下スカウト部長は「我々にとっても大切な甲子園になる。ああいう舞台では力がないと、その力を発揮できない。どういう投球をするか、もの凄く興味がある」と口にした。

 大学・社会人選手は今回、評価の見直しは行わなかったが、3人には将来に加えて即戦力の評価も与えている。「軸になるような投手になってくるんじゃないか。藤平、寺島にしてもそう」と同部長。夏の聖地での投げっぷりに熱視線を注いでいく。(春川 英樹)

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