カージナルス 不振の守護神が配置転換 元阪神助っ人が代役も視野

[ 2016年6月27日 16:32 ]

カージナルスの呉昇桓 (AP)

 カージナルスの守護神トレバー・ローゼンタル投手(26)がクローザーのポジションから外れることになった。25日にマシーニー監督と本人が話し合い、今後は別の役割が与えられるという。

 ローゼンタルは2014年から2年連続で45セーブ以上をマーク。昨季は球団記録となる48セーブを挙げるなどチームの絶対的守護神へと成長した。しかし、今季は開幕から精彩を欠き、セーブ失敗は3度で、これはすでに昨年に並ぶ数字。さらに防御率はここまでキャリアワーストとなる5・63と、もはや安心して試合の最後を任せられる状態ではなくなっている。

 マシーニー監督は代わりのクローザーについてはっきりと明言しなかったが、球団の公式サイトは候補として左腕のケビン・シーグリストとドジャース時代にクローザーを経験しているジョナサン・ブロクストンを挙げ、さらに昨季まで阪神に在籍していた呉昇桓もこれに加えた。呉昇桓は日韓通算357セーブと実績は十分。今季から加入したカージナルスでは、ここまで37試合に登板して2勝14ホールド、防御率1・66と活躍を見せている。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月27日のニュース