金本監督ぼう然…“悲サンデー”７連敗、岩貞続投も敬遠も裏目

＜広・神＞９回２死満塁、代打・松山の中飛を俊介（左）と激突して落球する中谷

セ・リーグ 阪神３―４広島

（6月26日 マツダ）
　まさに「悲サンデー」だ。サヨナラ失策という幕切れに阪神・金本監督はぼうぜん。中谷と交錯した左翼手の俊介は右足を痛め、担架で運ばれた。今季３度目の同一カード３連敗で、日曜日は１分けを挟んで７連敗。

　指揮官は「言いようがない。でも、“ぶつかっても捕る”という（気持ちを見せた）。お見合いして落とすよりは全然いい」と淡々と振り返った。

　勝利まであと１球からの悲劇だった。８回まで１安打投球の岩貞を９回も続投。１死一、三塁では２回に本塁打を許している新井を敬遠し、サヨナラとなる走者をあえて得点圏に進める勝負に出た。矢野バッテリーコーチは「新井は（岩貞に）合っていた。カウントも悪くなった（２―０）し、次の下水流、会沢の方が打ち取れる確率が高いとみた」と説明したが、結果的に裏目に出た。借金は今季ワーストの７。ヤクルトに０・５ゲーム差に迫られ、最下位転落の危機に直面した。

　▼阪神・中谷（９回に俊介と交錯し、サヨナラ失策）ぶつかってでも捕らないといけなかった。