巨人 ビシエド封じは“1球勝負”初球から決め球を

[ 2016年5月20日 08:50 ]

2軍戦の視察を終え引きあげる高橋監督

 東京ドームの借りは名古屋で返す。巨人は19日、20日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)に向け敵地に入った。前回対戦した6日からの本拠地3連戦は、計26失点で3連敗。高橋監督は出発前に川崎市のジャイアンツ球場で2軍戦を視察し、「今チームとして負けている(2連敗中)わけだから(中日戦の3連敗と)両方踏まえてですね」と口にした。

 前回の最大の敗因は4番ビシエド、5番ナニータを乗せたことだ。ビシエドには7日、今村が1イニング2打席連続本塁打を被弾。翌8日、首脳陣は「一度冷静に試合を見てもらいたい」と捕手の小林誠を今季唯一スタメン落ちさせた。首位のチームを支える扇の要は「勝たないと駄目。いい打線だとは思いますが、勝たないと。それだけです」と静かに燃えている。

 球団スコアラーは「組み立てていく間に、カウント球を捉えられた。特に外国人は勝負が早い」と説明。今回3連戦では初球から決め球を投げ込むなど「1球勝負」ともいえる対策を取る。初戦先発は4試合連続2桁奪三振の球団新記録もかかる菅野。対ビシエドには「内角を突いて抑えたい」と強気で、「勝って、後ろ(翌日以降)の投手につなげたい」と言い切った。 (神田 佑)

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2016年5月20日のニュース