巨人 延長11回に暴投で決勝点 福谷 痛恨の1球

[ 2016年5月20日 21:17 ]

延長11回1死二・三塁、打者・亀井の時、福谷(左)のワンバウンド投球を杉山が捕れず暴投になり三塁走者・坂本の先制生還を許す

セ・リーグ 巨人2―0中日

(5月20日 ナゴヤD)
 巨人が延長戦の末に2―0で中日を下し、連敗を2で止めるとともに対中日戦の連敗を3で止めた。敗れた中日は3連敗。

 巨人・菅野、中日・バルデスと両先発の好投で互いにゼロ行進が続いた試合がようやく動いたのは0―0のまま突入した延長11回だった。

 巨人はこの回から登板した中日3番手・福谷を攻め立て、坂本、クルーズの連打と代打・寺内の犠打で1死二、三塁。打者・亀井の時に福谷の暴投でラッキーな先制点が入ると、続く大田が2死三塁から中前へ貴重なタイムリー。その裏を守護神・沢村が無失点に抑えて逃げ切った。

 好投を続ける先発・菅野を援護したい巨人だったが、チャンスはつくるもののあと1本が出ず、0―0のまま延長戦に突入した。5回、村田、ギャレットの連打と野選で無死満塁と絶好の先制機を得たが、小林誠が遊撃へのゴロ、菅野が三振、長野が中堅へのフライに終わり得点できず。6回にも1死から坂本が右中間へ三塁打を放ったが、無得点。9回には村田、ギャレットの連打で無死一、三塁としたが、大田が遊撃への併殺打、小林誠が遊撃へのフライに終わり、またも先制機を逃した。

 菅野は8回で101球を投げ、6安打無失点と好投したが、0―0のまま降板したため今季5勝目はならず。9、10回の2イニングを1安打無失点に抑えた2番手のマシソンが今季4勝目をマークした。

 中日は2点を追う11回裏、先頭の平田がこの回から登板した巨人3番手・沢村から右前打で出塁したが、続くビシエドが併殺打に倒れた。

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2016年5月20日のニュース