楽天・則本の弟 近大でリーグ戦デビュー「いつか兄と対戦したい」

[ 2016年5月20日 17:35 ]

関大戦でリーグ戦デビューした近大の則本

関西学生野球 第6節4回戦 近大3―1関大

(5月20日 南港中央)
 近大が関大に逆転勝ちし、勝ち点2で今春の全日程を終えた。2点リードの9回から則本佳樹投手(4年)がマウンドへ。最速140キロの直球を軸にスライダーを織りまぜ、関大を無安打無失点に封じ、リーグ戦デビューを飾った。則本は「自分のできることを精いっぱいやろうと思った。楽しかった」と笑った。

 兄は楽天の昂大。佳樹は「気持ちを全面に出すスタイルは兄に影響を受けました」と話す。出身の北大津では甲子園出場も果たしたが、大学入学後は右肘を2度、右肩を1度手術。度重なるケガを乗り越えて踏みしめたマウンドだった。「兄や家族、チームメートのおかげ」と周囲のサポートにも感謝した。

 卒業後は社会人チームでのプレーを希望している。「いつか兄と対戦したい」と大きな夢を描いている。田中秀昌監督は「向こうっ気の強い子。よく走りますし、まじめな子」と快投を称えた。

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2016年5月20日のニュース