中日・若松 3打席バント失敗 谷繁監督怒「投げるだけでは…」

[ 2016年5月20日 05:30 ]

<神・中>7回2失点の若松

セ・リーグ 中日2―3阪神

(5月19日 甲子園)
 中日・谷繁監督は淡々と勝敗の分岐点を挙げた。「投げるだけでは勝ち星は来ない。最低限のことができる人が勝てる投手になる」。

 敗因は先発・若松の3度にわたる犠打失敗。静かな口調に怒りをにじませた。

 2回無死一塁、4回1死一、二塁はスリーバント失敗に終わり、6回無死一、二塁では見逃し三振。全打席で打球を前に転がすことすらできなかった。藤浪の荒れ球に腰は引け、バットを投げ出す場面があったことを受け「何とかしてやろうという気持ちは伝わってこなかった。怖いのなら、やってられない」と一刀両断。初回に2点を先行していただけに、自らの手で流れを手放すようなプレーだった。

 連敗で3位転落。7回2失点の好投がかすむ度重なるミスに右腕は「しっかり決めないと…」と、うなだれるだけだった。 (桜井 克也)

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2016年5月20日のニュース