巨人ドラ1桜井“由伸塾”の開講熱望!打者目線でアドバイスを

[ 2015年12月13日 05:30 ]

高橋新監督(右)に質問攻めだ!!来春キャンプでの直接指導を熱望した桜井

 即戦力ルーキーが「由伸塾」開講を熱望!巨人のドラフト1位・桜井俊貴投手(22=立命大)が12日、京都市内のホテルで行われた「立命館大学硬式野球部4回生を送る会」に出席。先発ローテーション入りが期待される右腕は、来春宮崎キャンプのブルペンで高橋由伸新監督(40)に直接指導を仰ぎたいと志願した。今季まで現役だった指揮官から「打者目線」のアドバイスを受けて、1年目からの活躍につなげる。

 常勝軍団再建へ、期待が懸かるプロ1年目からの活躍。大きな使命を背負うからこそ、桜井は率直な希望を明かした。「4回生を送る会」の終了後。「打者目線で話を聞きたい人はいるか?」と問われると、目を輝かせて答えた。

 「いい打者とはどういう打者かを、監督にブルペンで直接聞いてみたい。(現役時代)あれほどの打者ですから。これまで、いろんな投手を見てきているでしょうし。どんな投手が嫌だったかも聞きたいです」

 度重なる故障に悩まされながら通算打率・291、1753安打、321本塁打、986打点を記録し、18年間の現役生活 を全うした「天才打者・高橋由伸」。ラストイヤーとなった今季は打撃コーチを兼任しながら、・395の代打打率を残した。引退即、監督に就任しただけに、打者目線からの最高のアドバイスを受けられる。ルーキーイヤーから活躍するために、これほど心強いものはない。

 高橋監督は11月の秋季宮崎キャンプでは足しげくブルペンに向かって投手陣をチェック。来春のキャンプでも頻繁に足を運ぶ予定だ。桜井は投球を披露した直後に、その評価を聞くとともに「いい打者とは」「嫌な投手とは」などと質問攻めにし、パフォーマンスに反映させたい考えだ。

 桜井は11月13日、明治神宮大会の東北福祉大戦で大会タイ記録 の18奪三振をマークし、3安打完封した。高橋監督は8回から2イニングを視察し「真っすぐ、変化球でも両方で三振を取れていた。パッと印象に残りました」と評価。まだ1軍キャンプスタートは明言されていないが、期待はもちろん大きい。

 公立の進学校・北須磨から巨人のドラフト1位に上り詰めた右腕は、4年間を「あっという間でした」と振り返る。現在はランニングと体幹トレーニングを集中的に取り組んでおり「とにかくケガをしないことです」。年明けの新人合同自主トレからアピールし、宮崎で指揮官から金言を授かる。

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