阪神・北條“燕ノート”作製へ ヤクルト山田&川端と合同自主トレ

[ 2015年12月13日 08:13 ]

笑顔でキャッチボールする北條。タイトルホルダーの極意をメモしまくる事を誓った

 阪神・北條史也内野手(21)が、来年1月上旬に参加する愛媛でのヤクルト・山田哲人内野手(23)、川端慎吾内野手(28)らとの合同自主トレで、タイトルホルダーの極意を凝縮した“燕ノート”を作製することを明かした。

 「ノートを持っていきますよ。その場で感じて、やることももちろんですけど、ノートに書いておけば、後からも見直せる。これだけ凄い選手と一緒に練習できる機会はなかなかない。生かすも殺すも自分次第だと思う。シーズン中に見返して、調子が悪い時だったり、何かヒントになることもあると思うので」

 自主トレ期間は約1週間で、弟子入りできる時間は限られる。同じトレーニングメニューで感じた自身との差や、ヤクルトの主力選手たちが行う独自の練習法などがあれば、“メモ魔”と化し、ペンを走らせる考えだ。

 特に今季の本塁打&盗塁の2冠王でトリプルスリーを達成した山田、首位打者の川端には“密着取材”を敢行し、飛躍へのヒントを書き連ねる。山田も高卒4年目で打率・324、29本塁打、89打点と一気に覚醒したように愛媛での鍛錬は急成長への分岐点となる可能性を秘めている。

 だからこそ、ともに汗を流した貴重なひとときを“永久保存版”として活字で記憶。シーズン中に悩んだ時、打撃不振に苦しんだとき…。ノートに記した山田、川端の言動が、正しい方向へ導いてくれるはずだ。

 「来年は自分も4年目なんで、結果を出さないと立場は危ないと思う。打撃だけでなく、走塁も守備もレベルアップできるよう、愛媛でしっかりやってきます」。秋季キャンプではMVPにも選出された伸び盛りの若虎が千載一遇のチャンスをいかす。(遠藤 礼)

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2015年12月13日のニュース