細川、来季目標は全試合出場 復帰の和田&松坂の復活に期待

[ 2015年12月13日 05:30 ]

バーベキュー用の魚を器用にさばく細川

 正妻の座を取り戻す。ハワイ優勝旅行に参加中のソフトバンク・細川が11日(日本時間12日)、来季の目標に全試合出場を掲げた。

 「ピッチャーのことを分かりながらやるためには、キャッチャーは1年間一人でやった方がいいと思う。来季は143試合に出場したい」

 今季は2月の宮崎キャンプで右手親指を骨折。4月の2軍戦で復帰を果たしたが、その後首を痛め1軍昇格は5月29日までずれ込んだ。さらに8月9日のロッテ戦(QVCマリン)では右太腿裏肉離れを発症。最終的に59試合の出場に終わった。出場試合数が2桁だったのは、12年以来3年ぶりだった。

(最多139戦出場/07年の体重に/) それでもすでに気持ちを入れ替えている。「今年はケガをした自分が悪い。自己責任ですよ」。今季は93試合に出場した高谷にレギュラーを奪われた形になったが、このまま引き下がるつもりはない。そのためにまずはダイエットに着手。現在、体重は101キロだが「まずは体重を落としたい。目標としては5、6キロ減の95キロぐらい」と自身最多の139試合に出場した西武時代の07年と同じ体重にする考えを明かした。

 細川の最大の武器はリード面だ。5年ぶりに日本球界に戻ってくる和田と、日本復帰2年目の松坂とのコンビにも自信をのぞかせた。「和田は変わっている部分はないと思う。メジャーでも右打者への外角高め直球は通用していた。松坂も絶対復活してくれる。また、松坂のボールを捕りたい気持ちもある」。

 来年1月の自主トレは若手の斐紹を伴い、ここ数年恒例だったグアムではなく、関東近辺で山ごもりする。ハワイの青空の下で、細川はしっかりと来季を見据えた。(ホノルル・田中 貴久)

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2015年12月13日のニュース