西武・森 2年目野手球団最高も…球団が「歩き方」にダメ出し

[ 2015年12月3日 05:30 ]

金髪にして来季の目標を色紙に書き込む西武・森

 西武・森友哉捕手(20)が2日、ド派手な金髪で契約更改交渉に臨み、2200万円アップの年俸4000万円でサインした。球団2年目の野手としては清原和博、松井稼頭央(現楽天)らを上回る史上最高額。初めて開幕1軍で迎えた今季は138試合に出場し、打率・287、17本塁打、68打点をマークし、打撃面の評価は申し分なかったが、交渉の場では球団から、歩き方にダメ出しをされる一幕もあった。

 会見場が一瞬どよめいた。森が、サッカー日本代表の本田圭佑ばりの金髪で登場。報道陣からは交渉額よりも先に、髪形について質問が飛んだ。

 「オフ仕様ですよ。満足です」とニンマリ。さらに金額を問われると、「金額も満足。2200万円アップです」と続けた。1800万円から倍増以上の4000万円。球団2年目野手としては史上最高額となり、ご満悦の表情を見せた。

 とても、高卒2年目の20歳とは思えない風格だ。球団は金髪は容認する姿勢だが、一つ注文を付けた。鈴木葉留彦球団本部長は、自ら身ぶりを交え「このような(肩で風を切る)歩き方が悪いとは言わないけど、自然と歩いてくださいということですよ」と説明。グラウンド内でも、袴田前ヘッドコーチから「友哉!その歩きを何とかせえ!」と指摘され続けてきたが、なんと交渉の場で球団が正式に注意した。

 さらに約15分の交渉では、大半が私生活の諸注意に費やされた。同本部長は「野球賭博の問題もあったので、きちんとした方とお付き合いしなさいと。20歳なのでお酒やたばこは問題ないが、私生活をしっかりしなさいということ」。森は大阪桐蔭の先輩・浅村には「タメ口」で、同じく先輩の岡田に対しては尻を蹴り上げたり、やんちゃぶりを発揮しているが、この時ばかりは真剣に耳を傾けたという。

 それでも、この強心臓が森の最大の魅力。大ブレークした今季はDHと右翼のみで出場し、来季の守備について問われると「キャッチャーじゃないですか」とあっけらかんと答えた。来季の目標を色紙に「3割打つ」と書くと「ハートも付けよう」笑った森。帰りは今オフ購入した黒いベンツを走らせ、「これからは貯金生活ですわ」と豪快に笑った。(神田 佑)

 ▼カサハラフットケア整体田中義勝(よしまさ)副院長 肩で風を切り、反っくり返り気味に歩く。そうすると重心がかかとに偏ってしまいます。上半身でバランスを取るために、そういう(肩で風を切るような)動きに見えるのではないでしょうか。加えて、がに股になると体に“ゆがみ”が出てしまい、腰痛の原因などになります。上半身は大きな意識はせずに、膝をしっかりと高く上げる意識で、足の裏全体で着地をすることです。

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