筒香“中畑イズム”で逆転2ラン「絶対にランナーを還すと」

[ 2015年8月13日 21:46 ]

<巨・D>9回1死二塁から筒香は逆転2ランを放ちベンチに迎えられる

セ・リーグ DeNA3―2巨人

(8月13日 東京D)
 8回を終わって0―2。巨人先発・菅野にわずか2安打に抑えられていたDeNA打線が9回、一気に目を覚ました。1死無走者から代打・倉本、梶谷の連続二塁打で1点差に詰め寄ると、打席には4番・筒香。この日ノーヒットで迎えた第4打席。まさに主砲の一振りだった。

 「前の梶谷さんがつないでくださったので、絶対にランナーを還すという気持ちで打席に入りました」。カウント2ボール、1ストライクからの4球目。内角低めへのカーブを見事に振り抜いた。逆転の右越え2ラン。前夜に続く2戦連発で、土壇場で試合をひっくり返した。

 「うまいこと前に突っ込まずに打てたかなと思います。監督がいつも最後まであきらめずに、何が起こるか分からないということを常に言われているので、9回もそういう雰囲気はベンチにあった。きょうは点が取れていなかったので、何とかひっくり返したいという気持ちが野手全員にあったと思う。その気持ちがこういう結果になったと思う」。

 ミラクル逆転劇を演出した筒香はそう言葉に力に込め、再び混セの主役に躍り出る意気込みを示した。

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