矢野、サヨナラお膳立て!ファンに感謝の絶叫「ファイターズ最高」

[ 2015年6月12日 23:22 ]

「ファイターズ最高!」と絶叫する矢野

交流戦 日本ハム8―7DeNA

(6月12日 札幌D)
 「ファイターズ最高!!」札幌ドームに響いた絶叫にスタンドが沸いた。2対2の交換トレードで巨人から日本ハムに移籍したばかりの矢野がいきなりのスタメンで猛打賞、それも全て得点に絡む3二塁打。両チーム合せて35安打が乱れ飛ぶ乱打戦の中で存在感を発揮した。

 まずは4回に先頭で左翼線二塁打、これがレアードの同点2ランを呼ぶ。DeNAに1点差に迫られた7回には左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、大野の適時打でチーム6点目のホームを踏んだ。そして延長11回に先頭で左越え二塁打。サヨナラのホームを踏んだのは代走の谷口だったが、立役者は間違いなく矢野だった。

 「1試合目からしびれる試合でちょっと疲れました。11回はチャンスで2回打てなかったので絶対に塁に出ようと思って打席に入りました。全員で粘って戦っていたし、何とか勝ちたいと思っていたので本当によかったです」とお立ち台で胸を張った。

 「きのうは人生で初めて夜眠れなかった。緊張してました」と明かしたが、即スタメン起用した栗山監督の期待に、そしてファンの期待に応える大活躍。大歓声に包まれ「ありがたいです。むちゃくちゃ温かいです」と感謝。抱負を聞かれ「北海道のみなさんに愛される選手になりたいです」と答え、さらに大きな歓声を浴びた。ファンのハートをガッチリつかんだ34歳は、もう1度叫んだ「ファイターズ最高です」。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月12日のニュース