広島・黒田 今季最長8回零封で6勝目「粘り強く投げた結果」

[ 2015年6月12日 21:16 ]

<ソ・広>6勝目を挙げた黒田はファンの声援に応える

交流戦 広島6―0ソフトバンク

(6月12日 ヤフオクD)
 8年ぶりに広島に復帰した黒田が、貫禄の投球を見せた。ソフトバンク打線を相手に復帰後最長となる8回を6安打零封。自身3連勝で6勝目(2敗)を手にした。

 「粘り強く投げていればこういう展開になると思った。相手打線も凄くいいが、粘り強く投げた結果が良かった」

 立ち上がりの初回、2番・福田の投ゴロを自ら一塁に悪送球し、2死満塁のピンチを招いたが、松田を遊ゴロに打ち取り切り抜けた。味方打線の援護もあり、その後は3併殺で要所を締め、復帰後最多となる118球を投げ最長の8回を無失点に抑えた。

 相手は打撃3部門(打率、本塁打、得点)で12球団トップのソフトバンク打線。「(ソフトバンク打線は)足もあるし一発もある。自分の投球をして、試合をつくることを考えていた。自分のミスで初回にバタバタしたが、ゼロで切り抜けて良かった」と立ち上がりを乗り切ったことが大きかった。

 これで交流戦は5月29日のオリックス戦から自身3連勝。この日が今季11試合目の登板だったが、日本の野球の感覚を取り戻しつつある。「自分のボールを信じて、低めに集めて内野ゴロを打たすことを心がけた。いい投球が徐々にできてきたし、チームが浮上していけばいい。(本拠地の)マツダと変わらないぐらいの声援をもらい、僕らの力になった」と話し、カープファンの大歓声を全身に浴びた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月12日のニュース