DeNA追い風!15年交流戦は圧倒的勝率誇る同一カード3連戦

[ 2015年5月26日 08:15 ]

セ首位を走る中畑DeNA。交流戦も好条件がそろった。

 26日からセ・パ交流戦が開幕する。今季は試合数が昨年までの各球団24試合から18試合に減少。07年から昨年まで8年間続いた同一カード2連戦は3連戦となり、敵地での未対戦カードも生まれる。こうした新しい試合方式による恩恵を最も受けそうなのが、セの首位を走るDeNAだ。過去10年間のデータを振り返り、今季の交流戦を占ってみた。

 現在DeNAは2位巨人に2ゲーム差をつけ首位を走っている。05年に交流戦が始まってから、単独首位で交流戦を迎えるのは初めてだ。今季DeNAの同一カード3連戦は14度あって、勝ち越しが9度で負け越しは5度。うち3連敗は1度だけと大崩れしない。

 DeNAは交流戦通算勝率・395が12球団最低。同一カード2連戦だった8年間で最下位4度を含む10位以下が6度あった。今季から復活する同一カード3連戦は好調のリーグ戦と変わらず、違和感なく臨めそうだ。

 日程にも恵まれた。過去10年の交流戦で、ロード通算借金が2桁に達しているのは9カード。DeNAはオリックス戦(4勝18敗)、ソフトバンク戦(6勝16敗)と唯一、2カードある。今季はその2球団とはホームで当たり、大の苦手の敵地で戦わなくていい。開幕カードはオリックス戦。出足でつまずく心配は昨年までよりは小さい。球場は横浜スタジアムでの3カードの他、QVCマリン、コボスタ宮城、札幌ドームと全て関東以北。移動面でも例年より負担が軽減されそうだ。

 DeNA以外に目を移すと日本ハム、楽天が東京ドームでの巨人戦、中日がヤフオクドームでのソフトバンク戦と2桁借金を背負った球場で戦わずに済む。日本ハムは現在パの首位に立つが、東京ドームでの巨人戦に13年から4連敗中。連敗期間中に主砲の中田は同球場で16打数無安打とさっぱり。鬼門の球場回避を好結果につなげたい。

 中日はナゴヤドームでソフトバンクと戦えば通算11勝7敗2分け。08年以降に限れば8勝2敗2分けと圧倒している。きょうからの本拠3連戦で弾みをつけられるか。

続きを表示

2015年5月26日のニュース