【川崎宗則チェストーーク2】イチローさん“直伝”特製うな重

[ 2015年5月26日 10:40 ]

コロンバスのレストランで村田君と。今は西武のスカウトをやっているオーティズも来ていました

 米球界4年目に入ったブルージェイズ・川崎宗則内野手ーでのプレー、そしてマイナーで対戦した日本人選手の話など、今回も話題満載です。24日(日本時間25日)のマリナーズ戦では今季初安打をマーク。試合後に主力選手の故障からの復帰に伴い、再び3Aバファローへの降格を告げられたが、どこで野球をやろうと、川崎は常に前向きだ。

☆マイナーならでは!村田君と晩酌

 そう言えば、ここに来る前の遠征で、インディアンス傘下3Aコロンバスの村田透君(元巨人)に会った。デーゲーム後に一緒に食事に行って、いろいろ話した。彼は日本人ぽくないというか、アメリカの感じでマイペースでやっている。熱いものを秘めながらも、表には出さないタイプ。明るくて、ナイスガイ!

 彼は11年からこっちに来てコツコツとやっている。30歳はまだ若いから、これから大いに可能性がある。僕も刺激を受けた。7月にバファローに来たら、また一緒に食事をして焼酎を飲みたいね。こういう出会いもマイナーならでは。日本では彼とは会ったことがなかったからね。3Aでも先発でいい投球をしている、近いうちにメジャーに上がるかもしれない。それは凄いことだし、ぜひ実現してほしい。GO TORU、YOU CAN DO IT!

☆大好きなお寿司

 トロントに戻ってきた時に必ず行くのが「Hiro Sushi」。ヒロさんのお店に行くと、戻ってきたなと実感する。お店の雰囲気がよくて、日本を思い出す。

 最初に来たのは、マリナーズにいた12年。イチローさんに連れてきてもらった。その時はひーちゃん(岩隈)も一緒。凄くおいしいお寿司で感激したのを覚えている。

 ブルージェイズに移籍してからは、ヒロさんには家族で公私ともにお世話になっている。ヒロさんがお寿司を握る姿はトロントで頑張っている同じ日本人としてうれしい。そんなヒロさんには、メジャーで唯一ホームランを打ったバットをプレゼントした。スパイクと一緒にお店に飾ってくれているんです。ここでの定番はお寿司を食べた後、締めに特製うな重。これがまさに至福の時です。

 今回は3日間だけのメジャーでしたが、40人枠にも入ったし、監督には「またすぐ呼ぶから」と言ってもらえた。唯一の不安は国境を越える時だけ。メジャーに上がる時は「ブルージェイズに上がる」と言えばスムーズなのに、マイナーに行く時はパスポート出せとかいろいろ聞かれる。でも僕は、どこかで野球ができればいい。こんな人生も面白い。LIFE IS GOOD!

 ▽チェスト 川崎の出身地である鹿児島の方言で「よし、やるぞ」という心意気などを示す言葉。語源は薩摩示源流剣術の掛け声など諸説ある。鹿児島県警のシンボルマスコットは「チェストくん」。

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