「法政三羽ガラス」富田勝氏死去 山本浩二氏「あいつがいたから頑張れた」

[ 2015年5月26日 23:58 ]

南海時代の富田勝氏

 南海(現ソフトバンク)や巨人、日本ハムなどで内野手として活躍した富田勝(とみた・まさる)氏が26日午後5時32分、肺がんのため大阪市の病院で死去した。68歳だった。

 法大時代は三塁手として活躍。田淵幸一(68)、山本浩二(68)の両氏とともに「法政三羽ガラス」と呼ばれるなど活躍し、68年ドラフト1位で南海に入団した。

 ▼山本浩二氏の話 それはつらいよ。こんなにつらいことはない。50年の付き合いだからね。三羽がらすと言われたが、ブチ(田淵)の前後を打つために当時の監督の松永さんにものすごく鍛えられた。あいつがいたから頑張れた。良きライバルであり、私生活でも2人だから成長できた。先週、緊急入院したときにブチと2人で大阪に日帰りで行った。そのときは意識もあったし、笑顔で迎えてくれていたのに。がんは3年前から患っていたが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の大阪での戦いにも来てくれていたし、本当につらい。

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2015年5月26日のニュース