ヤク由規の弟・貴規 BC福島入り「東北全体にパワー送る」

[ 2015年3月11日 02:13 ]

福島ホープス入りする佐藤貴規

 ヤクルト由規投手(25)の弟で、昨年10月に同球団を戦力外となり、BCリーグ「福島ホープス」に入団する佐藤貴規外野手(22)が東日本大震災から4年目を迎えた11日未明、自身の公式ブログを更新、新天地への思いを記した。

 貴規は「心機一転」のエントリーで、あらためてファンに福島ホープス入団を報告。「ヤクルトでお世話になった岩村さんや真田さん、ファームの試合前やトライアウトの時にお世話になった村田さんのいるチームでこれから野球ができること、地元仙台のすぐ近くの福島県で野球ができること…僕を選んでいただき本当に感謝しています」と胸中をつづった。

 そして、震災が発生した3月11日を「絶対に忘れてはいけない日」と強調し、「ぼくがこれから野球をしていく福島県も被害にあった県の1つ。このタイミングで僕が明日からチームに合流することも、このチームでこれから野球をすることもまるで決まっていたかのようです」と、運命の導きを感じている様子。

 「ホープスに入ったからにはもちろん優勝を目指しますが、僕は福島県をメインに東北全体を僕たちのプレーで勇気付たり、パワーを送れるようにやっていきたいと思っています」と意気込み、続けて「一度クビを経験し、挫折し、そこから這い上がった奴は強いんだ!!ってところをみせてやりたいです」と強い決意を示した。

 チームは来月11日の開幕に向け、15日にいわき市内でキャンプインする。

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2015年3月11日のニュース