石崎、内容不満もローテ争い残った…9イニング連続無失点

[ 2015年3月11日 05:30 ]

<神・広>7回表1死二塁、天谷の一ゴロでベースカバーに入る石崎

オープン戦 阪神3―0広島

(3月10日 甲子園)
 開幕ローテ争いに踏みとどまった。6回から2番手として登板した阪神・石崎がゲームセットまでの4回を2安打無失点。右手親指を出血させながらも、3日のソフトバンク戦(丸亀)から続くゼロ行進を9イニングに伸ばした。

 「調子はブルペンからあまり良くなかった。バックにサポートしてもらいました。抑えられたのは収穫です」

 結果とは裏腹に、石崎自身は反省の多い一日だった。ボール先行が目立っただけでなく、8回には2四球を与え2死満塁のピンチ。だが、代打・鈴木将を137キロ速球で遊飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 「自分でつくったピンチ。へこんでいても仕方ないし、メンタルで抑えてやろう、と」
 難局を乗り切れたのは、動じない強いハートの賜物だろう。これでオープン戦3試合12回を投げ、わずかに1失点。2年目・岩崎と最後の先発イスを争う構図はもうしばらく続きそうだが、一歩も引くつもりはない。

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2015年3月11日のニュース