ソフトB柳田 不振脱出OP戦1号 侍強化試合に弾み「必死に頑張ります」

[ 2015年3月9日 05:30 ]

<ロ・ソ>3回2死二塁、柳田は左中間に2ランを放つ

オープン戦 ソフトバンク2-1ロッテ

(3月8日 QVC)
 小久保ジャパンに朗報が届いた。ソフトバンク・柳田の3試合ぶりの安打は、豪快なオープン戦初アーチ。3回2死二塁で、ロッテ・石川の140キロの真ん中直球を捉えた打球は、5メートルの追い風にも乗り、逆方向の左中間席で弾んだ。

 「しっかり甘い球を打てて良かった。フォロー(スルー)がしっかり取れていた。いい打撃ができた」。若き大砲は笑顔で振り返った。

 打球を飛ばすためにボールの少し下を叩きスピンをかける意識で振り込んできたが、7日までのオープン戦6試合は20打数3安打の打率・150、0本塁打。それでも振り抜いたバットが背中に届くほどのフルスイングを貫いた。

 この日は藤井打撃コーチの指導で構えを修正。捕手寄りにかかり過ぎていた重心をやや投手寄りに移した。藤井コーチは「立ち方を変えてボールが見やすくなったと思う。復調してくれればいいね」。工藤監督も「打者は1打席で変わる。本塁打という結果が大事」と安どの表情を浮かべた。

 試合後は10、11日に欧州代表と強化試合を行う侍ジャパンに合流した。昨秋の日米野球では5試合で6安打4打点をマークし、MVPを獲得。3番での活躍が期待される欧州代表戦に向けて「いい選手がたくさんいるので勉強になればいい。必死に頑張ります」と決意を語った。打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを狙う今季。まずは世界との戦いで弾みをつける。

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2015年3月9日のニュース