楽天・則本 開幕OK1回0封!挑戦中“脱力投法”で149キロ

[ 2015年3月9日 08:00 ]

<楽・中>5回から登板し1回無安打無失点と好投する則本

オープン戦 楽天3-6中日

(3月8日 倉敷)
 開幕投手の最有力候補の楽天・則本が5回から2番手で今季初の実戦登板。1回を無安打無失点に抑え、「開幕戦のマウンドには12人しか立てない。僕が立ってスタートしたい」と意気込んだ。

 17球で貫禄を示した。先頭の野本に四球も後続の荒木、三ツ俣、森野は外野フライ。「肩、肘、下半身に負担がかかる」という理由で自身の生命線でもあるスライダーを封印しながら打者を圧倒した。

 今季は下半身主導の脱力感あるフォームに挑戦中。その影響で沖縄・久米島キャンプ中に下半身に張りが出て、実戦初登板が昨季より1週間遅れた。それでも「腕を振ってる感覚がないのに球が強くいった」と新フォームの手応えも上々で最速も149キロを計測。大久保監督は「まだ1イニングしか投げてない」という理由で開幕投手を明言することはなかったが、「うちの中では別格。次の内容次第で(開幕投手に指名する)可能性はある」と言った。

 15勝で新人王を獲得した13年、14勝で奪三振王だった昨季も開幕投手を務めた。新人から3年連続なら2リーグ制以降は58~60年の杉浦忠(南海)以来55年ぶり。則本が、また歴史に名を刻む。

 ▼楽天・高村投手コーチ (則本は)投げられたことが良かった。次の登板は、あす(9日)の状態次第で決めます。

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2015年3月9日のニュース